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日本郵政の上場が相場の重しになるかも

11月4日に日本郵政グループの本体と、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の三社が 同時上場する。

 

資金吸収額は約1.3兆円である。

 

おそらく、このために換金売りが10月末にかけて出てくるだろう。

また、同業の銀行株や生保株、物流株の売りも出てくるだろう。


それらの換金売りが相場の重しになるかもしれない。 同時上場ではなく、なぜ3回に分けなかったのだろうか? 証券会社のセルサイドの立場としては、 ゆうちょ関連の3社は新しくお客様を開拓するのに絶好の株式である。

 

新規開拓する際のツールとしては、知名度もあり、最高の株だ。 しかし、一度に3社上場されると、多くのお客様にお知らせするにも 時間が無さすぎる。せめて、半年毎に分けて上場して欲しかった。

 

政府の資金調達や日本郵便の収益性の問題など 色んな思惑があって3社同時上場が決まったのだろうが、 もう少し、証券会社や投資家の立場に立って上場時期を決めて 頂きたいものだと個人的には思う。

 

さて、郵政3社は買いなのか?

 

私は中長期的には買いだと思っている。 配当も同業他社より高めするとのことだ。

 

何より、民営化してまだ間もないので効率化の余地がまだ十分ある。 非効率な部分がたくさん残っているので この巨大な3社が効率化できたときに とてつもない収益が出てくると思う。

 

まだ、目論見書などが手元にないので、 細かいことは言及できないが、 詳しい分析データが出れば、 後日、当ブログでアップしたいと思う。