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アベノミクス不動産バブル崩壊の足音?

アベノミクス不動産バブル崩壊の足音?証券ライフブログ

かぼちゃの馬車とスルガ銀行から始まった不動産不正融資問題。

TATERUというネットで投資用不動産物件を販売していた会社の不正も発覚し、

芋づる式にまだまだ問題が出てきそうだ。

TATERUの株価は、問題発覚前に1600円だったのが、4日間で1/3の533円まで

下がってしまった。

 


2013年から始まったアベノミクスの大規模金融緩和の弊害が、

じわりじわりと出始めてきた感がある。

 

そもそも日本において、スタートアップ企業を除いて、企業の資金調達ニーズは少ない。

バブル崩壊後、負債に苦しめられた企業は、返済を最優先し、

自己資本を高め、企業体質を強くしていった。

 

そんな中、大規模金融緩和を行ったところで、企業はお金を借りようとはしない。

銀行は国から「融資をもっと増やしなさい」と言われても、すぐに借りてくれるような企業はない。

それで、銀行の融資は不動産融資に向かわざるを得なかったのである。

 

銀行にとって不動産融資は担保が取れるので一番簡単なのである。

企業融資は、事業の将来性を見極めないといけないので、簡単にはいかない。

不動産融資は、投資物件の担保価値を評価して、お金を貸すだけなので、

銀行にとっては事務的な仕事で融資をどんどん増やせるので願ったりかなったりだったのだろう。

 

簡単にできる仕事は簡単に崩壊する。

 

今朝、リフォームと不動産売買を行なっている企業の社長と話していたら、

「不動産のプロは、今、物件を売り払っているよ」とおっしゃっていた。

不動産のプロが売り払う物件をつかまされるのが一般の人だ。

 

いくらインバウンド需要があるからといっても、人口が減っていく日本において

不動産投資はかなりリスクのある事業だと私は考えている。

 

かなりの人脈や情報力・目利き力がないと損するような物件をつかまされる可能性が高い。

だいたい優良物件は、世間一般には回らないで、知人間やプロの間で売買される。

あと、手持ち資金の多さがモノを言う。

 

物件をすぐに手放したい所有者は、すぐにお金が欲しいことが多い。

その時に、キャッシュでパッと買える人が有利な条件で取得できる。

不動産業界はそんな世界である。

 

今後、スルガ銀行やTATERUの問題がどこまで飛び火するかはわからないが、

最低でも投資用物件を販売している会社全体や銀行業界全体への影響は避けられないだろう。

また、ソーシャルレンディングでも、不動産会社に融資しているケースが多いので、

影響が出てくると思う。

 

また、今後、不動産価格の下落にもつながってくるのではないかと予測する。

 

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