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なぜ、ヘッジファンドなのか?

なぜ、ヘッジファンドなのか?

証券ライフでは、約2年前(2020年秋)からヘッジファンドをメインにお客様に提案させて頂いていますが、「なぜ、ヘッジファンドなのか?」という観点で、改めてポイントをお伝えしようと思います。

 

ポイントは以下の3つです。

 ①円安への備え→米ドル、ユーロ

 ②資産を堅く増やす→ローリスク・ハイリターン

 ③複利運用→分配金を出さず、複利運用

 

では、ひとつずつ解説していきます。

 

①円安への備え

弊社が扱っているヘッジファンドはドル建てかユーロ建てがメインになります。

これからは、外貨で持つというのがこれから重要です。

現在、米国FRBや欧州中央銀行は、利上げに踏み切って金融緩和を縮小しています。

ところが日銀は、まだお金を刷り続けると言っています。

 

巨額のお金を刷れば、それだけ通貨の価値は下落していきます。

れからは、「円の価値が下がり円安になっていくことを考えて行動しなければならない。」時代になってきています。

 

悲しいかな、日本はこれから貧しくなってゆく、という前提の元で私たちは行動していかないといけないということです。

 

年金等も実際日本円で受け取るので、そうすると円の価値が落ちていっているので、

そしてインフレになって物の値段も上がっているのに、これだけしか年金もらえないとなると、非常に苦しい時代になっていきます。

 

明るい未来を想像したいのですが、現状の数字や分析、これからの予測を見ると、日本は前途多難な状況に追い込まれていく可能性が高いです。

ですから、私たち個人が出来ることは、資産を守って堅く増やしておく、そして外貨にお金を逃しておくということが、今後重要なのではないかと思います。

 

円安になっている背景は、

 

1.日本の金融政策(YCC=イールドカーブ・コントロール)

金利が上がらないように日銀が国債を買っているんです。アメリカは利上げをして金融緩和していたものを縮小していっています。ヨーロッパECBも金融緩和を終了して利上げを行っている状態なのです。

 

金融緩和を続けているのは日本だけなんです。

そうすると、通貨としての円の価値が下がってくるというのは当然なんです。

 

2.日米の金利差

日本は日銀が頑なに金利を上げようとしないので、10年国債で言うと直近で日本は0.18% 米国は2.65%と大きな開きが出てきています。

お金は、金利の低い国から金利の高い国へと流れますので、日本から米国にお金が流れやすくなります。

 

3.日本の財政赤字

日本の政府債務は、なんと1200兆円になります。いろんな見解はあるんですが、借金には変わりはございません。政府はその巨額の債務を減らしていくために、どんなことをしてくるかというと、「増税」なんです。おそらく、長期的に消費税は15〜20%まで上がってくる可能性が高いと見ています。その他の税金も高くなっています。固定資産税から所得税などありとあらゆる税金が今後上がってくるでしょう。

 

4.経常赤字国転落(年間10兆円超)

これだけ資源価格が上がって(農作物価格は少し下がっていますが)高止まりしています。毎月1兆円強の赤字が出ていると。年間10兆円超える貿易赤字でお金が海外に流出していくことになります。経常収支赤字になると、通貨は売られます。この経常収支赤字が常態化していくと、国としての通貨の価値がどんどん弱くなっていくのです。

 

1〜4は、様々な要素が絡み合っているのですが、今、ドル円は、133円か134円ぐらいですが、直近の安値139円から見ると5、6円の円高にはなっていますが、基本的な考え方としては円安基調というのは変わらないと私は見ています。

 

さらに恐ろしいのは、日本人というのは右に倣えではないですが、みんなが始めたら一斉に動きます。そういう日本人の行動によって、私が危惧しているのが日本からキャピタル・フライト(資産逃避)」です

 

ドル円が130円から140円ぐらいならまだ大丈夫ですが、これが150円160円になってくると、これはまずいぞと、ドルを持っておかないとダメだということで一気に200円ぐらいまで突き進んでいく可能性があるのではないかと予測しています。

 

おそらく150円から160円になり始めて円安になる勢いが強くなると政府が資本規制の導入をかけてくる可能性が高いんです。

中国など海外ではやっている所も多いんですけれども、本国の通貨をドルとかユーロに替える時には制限が課されるんですよ。

 

例えば年間一人100万円以内しか外貨を買ってはいけない等です。そうなると一度に1000万、2000万のお金を海外に動かせないというになるんです。資本規制が導入されてからでは遅いんです。ですから、今のうちにドルやユーロを中心とした外貨を持っておいた方がいいですよ、という事なんです。資本規制の導入への備えです。

 

私は長期的には、ドル円が200円というのは言い過ぎかもしれませんが、150円、180円というのはあり得ると思うんです。最悪200円も想定しておかなければならないと。すぐすぐではなく、5年10年15年という時間軸の中で200円くらいまでいく可能性もあるのではないかと考えております。

 

②資産を堅く増やす→ローリスク・ハイリターン

米ドルやユーロで運用するにしても、マイナスではどうしようもないので、堅くリターンを上げるにはやっぱりヘッジファンドなんです。ドルやユーロで投資するメリットというのは、ありとあらゆる、日本にはない金融商品が買えるということです。ヘッジファンドはその最たるものなんです。日本国内で円で買える投資先というのは限られていますが、海外に目を向けてドルやユーロで投資を行うと、面白い商品が数多くあり、そう言った妙味のある金融商品に投資できるという事なんです。

 

ヘッジファンドは「ローリスク・ハイリターン」でうと、Youtubeで何回もお伝えしておりますが、ヘッジファンドは、過去20年で、年平均8.4%のリターンを出しており、世界株、日本株よりも高いリターンを出しています。リスク=価格のブレが低い上にリターンを出しているというのがヘッジファンドなんです。くわしいヘッジファンドの説明は過去の動画をご覧ください。

 

③複利運用→分配金を出さず、複利運用 

 ヘッジファンドは分配金を一切出さないので、元本をグーっと膨らますんです。例えば年率15%の複利運用で回した場合、5年で倍になるんです。

 

1000万円を年率15%で5年間複利運用すると、2011万円になるということです。

そして、1000万円を年率15%で20年間複利運用すると、1000万円がなんと「1億6366万円」になるんです!

すごいと思いませんか?

 

ヘッジファンドは10〜15%で回る商品は結構あります。ですからヘッジファンドというのは基本的に長期投資向けなんです。長期で資産を膨らます、そういう商品なんです。

 

ですので、もう一度まとめますとヘッジファンドの魅力は、

 

①円安への備え→米ドル、ユーロ

②資産を堅く増やす→ローリスク・ハイリターン

③複利運用→分配金を出さず、複利運用 

 

という事なのですが、今回一番お伝えしたかったのは、円安への備えですね。

・キャピタル・フライト(資産逃避)

資本規制の導入

への備えです。

 

今後大きな変化が出てくると思いますので、その辺りを注視しながら、ヘッジファンドをポートフォリオの中心に組み入れていただいて、長期的に資産を守って安定運用するという事が重要なのではないかなと考えております。

 

ヘッジファンドと言ってもさまざまな商品があります。証券ライフでは年率10〜15%で堅くリターンを出しているヘッジファンドを厳選してご提案しておりますので、ヘッジファンド投資にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

 


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